産経抄

6月8日

 将棋界における数々の「史上初」の記録や「天才」の称号は、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負に挑む藤井聡太七段(17)の専売特許ではない。待ち構える渡辺明棋聖(36)もまた、小学生時代から天才の呼び声が高かった。

 ▼藤井七段と同じく中学生でプロ入りすると、期待通りの活躍を見せる。19歳で王座戦の挑戦者となり、当時7大タイトルのうち4つを占めていた羽生善治王座に2勝3敗と善戦する。羽生王座の最終手の指は震えていたそうだ。