産経抄

7月1日

 英国統治時代の香港総督は代々外交官出身者が任命されてきた。ところが中国への返還を5年後に控えた1992年、英国はまったく違うタイプの人物を「最後の総督」に選んだ。

 ▼クリストファー・パッテン氏は、保守党幹事長として、総選挙を勝利に導いたばかりだった。自らは落選したとはいえ、将来の首相候補の呼び声もある大物政治家である。返還までおとなしくしているわけがない。