利根川の堤防の法面(のりめん)には、春になると黄色い菜の花が見事に咲き誇る。実は治水という面からいえば、大変な厄介者だという。
▼菜の花の深く張った根が枯れて腐ると、堤防の中の土壌が柔らかくなり、ミミズが集まってくる。するとミミズを食べるモグラがやってきて、穴だらけにしてしまう。河川管理者にとって菜の花の刈り取りは、堤防を守るための大切な仕事である。ノンフィクション作家の稲泉連さんのエッセーで知った。
利根川の堤防の法面(のりめん)には、春になると黄色い菜の花が見事に咲き誇る。実は治水という面からいえば、大変な厄介者だという。
▼菜の花の深く張った根が枯れて腐ると、堤防の中の土壌が柔らかくなり、ミミズが集まってくる。するとミミズを食べるモグラがやってきて、穴だらけにしてしまう。河川管理者にとって菜の花の刈り取りは、堤防を守るための大切な仕事である。ノンフィクション作家の稲泉連さんのエッセーで知った。