産経抄

7月23日

 「一九九九年七の月、空より来るだろう、恐怖の大王が、アンゴルモアの大王を甦(よみがえ)らせる…」。16世紀のフランスの占星術師、ノストラダムスの『予言書』にある有名な四行詩である。宗教研究家の竹下節子さんの訳で紹介する。

 ▼先月90歳で亡くなった五島勉(ごとう・べん)さんがノストラダムスと出合ったのは、旧制高校時代のフランス語の授業だった。「王様がいつ死ぬとか全部予言したすごい人」と教師から教えられる。終戦後、雑誌のライターをしていたとき、古本屋で四行詩を紹介した本を見つけた。