産経抄

8月3日

 「静かに孤独な時間を過ごすことは、人としての強さにもつながると思うのです」。コロナ禍により萎縮を迫られる日々をどう乗り切るか。今年3月、小紙の記者が福島市在住の詩人、和合亮一さんにインタビューして、返ってきた言葉である。

 ▼和合さんは、東日本大震災と原発事故の直後から、ツイッターで詩を発信し続けてきた。その経験から、新型コロナウイルスについても自分で考えをめぐらせ、話し書くことの大切さを強調する。