産経抄

9月15日

 自民党総裁選で圧勝し新総裁となった菅義偉官房長官は、毎朝欠かさずすべての全国紙に目を通す。なかでも楽しみにしているのが、読売新聞に連載中の「人生案内」だという。好きが高じてとうとう今年4月から、ビジネス誌「プレジデント」で自ら人生相談の回答者を務めている。

 ▼7月3日号で悩みを訴えていたのは、30代の女性会社員だった。自己PRが苦手で、職場でも実際に挙げた成果が評価されていないと嘆く。菅氏は、生前に親交のあった桂歌丸師匠から聞いた話を紹介する。落語の世界で若手の噺(はなし)家が大化けするのは、自分の「間」を体得した時だ、というのだ。