産経抄

9月26日

 ジャーナリストの櫻井よしこさんも7日付の小紙コラム『美しき勁(つよ)き国へ』で「記者たちの非礼ぶりは言語道断」と指摘していたが、礼儀作法やルールを軽んじる記者の姿勢が、ここ30年来ずっと気になっている。自己反省も込めて言えば、あまりにも社会通念、常識を踏み外してはいないかと。

 ▼櫻井さんの叱責は、8月28日の安倍晋三前首相の辞任表明記者会見に関してだが、同様の感想を持った人は多い。森喜朗元首相は月刊誌『WiLL』11月号で苦言を呈す。「最低限の礼儀すら弁(わきま)えていない」「質問した記者のうち、一人しか『お疲れさまでした』とねぎらいの言葉をかけなかった」。