産経抄

9月30日

 なんとも大きな風呂敷を広げたものだ。中国の習近平国家主席は国連総会で、2060年までに二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスを実質ゼロにする目標を表明した。

 ▼「世界は気候危機を乗り切れるか」。朝日新聞は「野心的な宣言」への期待を込めて、今月27日付の1面トップで取り上げていた。世界第1位のCO2排出国が、どのようにゼロに持っていくのか。中国政府は具体的な道筋は示していないが、エネルギーに関心のある人ならぴんと来る。CO2を排出しない原子力発電である。