産経抄

10月3日

 任命権者である菅義偉(すが・よしひで)首相が任命権を行使して、何が悪いか。毎度のことながら、左派マスコミと主流派野党の議論は逆立ちしている。政府機関「日本学術会議」が推薦した新会員候補の一部について、菅内閣が任命を見送ったことで大騒ぎしているが、つくづくバカらしい。

 ▼「学問の独立、自由を侵害する暴挙だ」。立憲民主党の原口一博副代表は2日の野党会合で主張し、任命されなかった学者も呼応した。とはいえ日本学術会議法7条は「会員は、首相が任命する」と定める。むしろ推薦通りの人事が続き、任命権が形骸化していたことに問題はないか。