産経抄

11月23日

 今月8日に行われたミャンマーの総選挙は、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党・国民民主連盟(NLD)の圧勝となった。もっとも、スー・チー氏は国際社会からの厳しい批判にさらされている。イスラム教徒少数民族、ロヒンギャへの迫害にまったく収まる気配がないからだ。

 ▼スー・チー氏は1991年にノーベル平和賞を授与されている。当時、自宅に軟禁されていたスー・チー氏は、ミャンマーの民主化運動の旗手としてもてはやされていた。最近、賞の取り消しを求める声さえ出ているが、さすがにノーベル賞委員会は聞く耳をもたない。確かに受賞者の数十年後の姿など予想できるはずもない。