産経抄

11月24日

 昭和を代表する作曲家、古関裕而(こせき・ゆうじ)をモデルにしたNHK連続テレビ小説「エール」がまもなく最終回を迎える。先週、主人公の妻の音が、一人娘の華にお見合いを勧めるシーンがあった。

 ▼「大学卒業されて、大手証券会社の営業マン。これからは経済の時代、証券会社有望よ」「お母さんも株始めようかしら」。実はまったくの作り話ではないらしい。近現代史研究家の辻田真佐憲(まさのり)さんによると、古関の妻、金子(きんこ)は戦後、株取引に熱中していた(『古関裕而の昭和史』文春新書)。