産経抄

11月27日

 サッカーに戦争を持ち込んではならない。ただし、1986年ワールドカップ(W杯)の準々決勝、アルゼンチンとイングランドの対戦には、避けられない事情があった。

 ▼アルゼンチンと英国がフォークランド諸島の領有をめぐって戦火を交えてから4年しかたっていない。メキシコ市のスタジアムは、両国のサポーターが集結して殺気立っていた。試合が後半に入ると果たして乱闘が始まる。