産経抄

12月1日

 <二人が睦(むつ)まじくいるためには 愚かでいるほうがいい 立派すぎないほうがいい…>。吉野弘さんの「祝婚歌」は、数えきれないほどの結婚式で読み上げられてきた。もともと自分のめいのために書いた詩だった。

 ▼花嫁の父が若い二人に送るエールとの解釈も可能である。秋篠宮さまにも、紀子さまとの結婚生活で得た「睦まじくいるため」の知恵がおありだろう。ただ今は、それをまな娘に授けられるご心境ではないようだ。