産経抄

12月7日

 浦島太郎の伝説は、全国各地に残っている。愛知県武豊町もその一つ。竜宮神社や浦島橋など“遺跡”も多い。なかでも町の自慢は、太郎が竜宮城から持ち帰って地元の知里付(ちりゅう)神社に献納したとされる玉手箱の存在である。

 ▼神社では「あけずの箱」として、代々大切に保管されてきた。開ければ大雨が降るとの言い伝えがあり、日照りの時に雨乞いに使われたことがあるそうだ。探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウから持ち帰った玉手箱を開ければ、一体何が飛び出してくるだろう。