正月休みは『目に見えぬ侵略』(飛鳥新社)を読み返していた。副題に「中国のオーストラリア支配計画」とある本書は、蜜月だった豪州と中国の関係が険悪となるきっかけにもなった。
▼著者のクライブ・ハミルトン氏は「日本語版へのまえがき」にこう書いている。「北京は西側諸国の間を仲違(たが)いさせるよう積極的に活動している…ただし…習近平(国家主席)の頭を最も悩ましているのは新型コロナウイルスだ」。確かに昨年2月はそうだった。
正月休みは『目に見えぬ侵略』(飛鳥新社)を読み返していた。副題に「中国のオーストラリア支配計画」とある本書は、蜜月だった豪州と中国の関係が険悪となるきっかけにもなった。
▼著者のクライブ・ハミルトン氏は「日本語版へのまえがき」にこう書いている。「北京は西側諸国の間を仲違(たが)いさせるよう積極的に活動している…ただし…習近平(国家主席)の頭を最も悩ましているのは新型コロナウイルスだ」。確かに昨年2月はそうだった。