産経抄

1月12日

 月刊「文芸春秋」2月号では、「日韓厳冬」と題して識者による討論を掲載している。そのなかで、かつて外務省アジア局で韓国担当だった自民党の城内実(きうち・みのる)衆院議員が、現在の日韓関係をサッカーの試合に例えていた。文在寅(ムン・ジェイン)政権は、「審判を買収して反則を繰り返している状態」だというのだ。

 ▼その審判が再びとんでもない反則を犯した。ソウル中央地裁は先週、元慰安婦らが日本政府を相手に起こした損害賠償を求める訴訟で、原告1人当たり1億ウォン(約950万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。