産経抄

2月1日

 テレワークと称して家でパソコンをいじっている間に2月になってしまった。去年の今ごろはといえば、中国・武漢発の新型コロナウイルスに感染した日本人はまだ少なく、自粛生活が年を越えて続くとは夢にも思わなかった。

 ▼悪夢のような一年だったが、巣ごもり生活も悪いことばかりではない。埃(ほこり)をかぶっていた落語のCDを引っ張りだし、名人上手の話芸を堪能している。今は亡き米朝師匠の口跡も鮮やかな「天狗(てんぐ)裁き」もいい。