産経抄

2月4日

 1940年、英国上空で英空軍は独空軍と激しい空中戦を繰り広げ、撃退に成功する。「人類の対立の歴史において、いまだかつて、かくも多くがかくも少ない人間によって救われたことはなかった」。いわゆる「バトル・オブ・ブリテン」について、当時のチャーチル首相が、下院で行った名演説の一節である。

 ▼ジョンソン首相は自著の『チャーチル・ファクター』でこう解説する。「かくも多く」とは英国そのもの、「かくも少ない人間」は空軍パイロットである。彼らを英雄視することで、国民を鼓舞しようとした。