産経抄

2月12日

 作家の司馬遼太郎さんは菜の花やタンポポなど野に咲く黄色い花が好きだった。2月12日はその花にちなんでつけられた命日の「菜の花忌」だ。平成8年に亡くなってから今年で、はや25年になる。

 ▼本紙文化面では、識者らの追想インタビュー連載が始まり興味深い。新選組を描いた『燃えよ剣』を映画化(今年10月公開予定)した原田眞人監督は「活字であれだけふくよかに描いた人間像を映像で再現するのは、ハードルが高い」「研ぎ澄まされた眼で歴史を見つめること。そこから未来に向かう力が養われるはず」と語っていた。