産経抄

3月20日

 書籍のジャンルに「人生で大切(必要)なことは、みんな〇〇から学んだ」というものがある。「〇〇」の中身は「砂場」でも「映画」でも「ハンバーガー店」でも「登山」でもいい。それぞれ夢中になった何かや身近な存在、実体験から生きる知恵を教わり、血肉としたことがつづられている。

 ▼抄子の場合、さしずめ「マージャン」となろうか。学生時代にはまり、いろんなことを考えさせられた。偶然やツキとは一体何なのかという疑問から、不調・不遇時のしのぎ方、反転攻勢のタイミングと姿勢など、当時身に付いた考えは今も変わらない。