産経抄

3月23日

 アンネナプキンは高度成長の最中の昭和36年に売り出された。発売1日目で問屋入荷分の9割が売れてしまう。女性の社会進出を支えた「生理用ナプキン」の歴史はこの時から始まった(『月経をアンネと呼んだ頃』田中ひかる著)。

 ▼「アンネ」といわれてもピンとこない世代であろう。昨日のオピニオン欄に掲載された高校3年生の藤林彩乃さんのエッセーを興味深く読んだ。友達になったインドからの留学生は、日本のナプキンの質のよさに感動していた。インドでは多くの女性が高額なナプキンを買えず、不衛生な処置のために子宮の病気や感染症で苦しんでいるというのだ。