産経抄

3月27日

 「中国共産党は、民主主義に挑戦しているのだと思う」。この言葉は2008年6月、日本ウイグル協会の初代会長に就任する5日前の在日ウイグル人、イリハム・マハムティ氏(現名誉会長)が抄子に語った言葉である。13年近くがたち、ようやくその対中認識が世界に広まりつつある。

 ▼バイデン米大統領は25日、就任後初の公式記者会見で、中国を念頭に世界の現状を説いた。「21世紀における民主主義勢力と専制主義勢力の戦いだ」。中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区で生まれ育ったイリハム氏にとっては、身をもって知る自明のことかもしれない。