産経抄

3月30日

 英国の名門校を卒業した青年は大学には進まず、植民地ビルマ(現ミャンマー)で警察官となる。後にジョージ・オーウェルの筆名で近未来小説『一九八四年』などの作品を世に送り出し、独裁的な監視国家の出現を警告することになる。

 ▼ある日、飼われていた象が逃げ出して暴れている、との連絡を受けて出動する。象はすでにおとなしくしており、象使いが戻ってくるのを待つばかりだった。ところが2000人近い群衆に囲まれて、次第にライフル銃で象を撃たざるを得ない状況に追い込まれる。