産経抄

4月9日

ソウル市長選で当選した野党候補の呉世勲氏(中央)=7日(共同)
ソウル市長選で当選した野党候補の呉世勲氏(中央)=7日(共同)

 韓国の首都ソウルと第2の都市・釜山の市長選は、予想通り左派の与党候補が惨敗した。そもそも2つの市長選は、ともにセクハラ問題が発覚した与党系市長の自殺や辞任に伴う補欠選挙である。与党はもともと、不利な戦いを覚悟していた。支持率が就任以来最低を記録している文在寅大統領に、とても流れを変える力はなかった。

 ▼逆風の主因は、宅地開発を担う住宅公社など公共機関の職員による土地投機疑惑である。ソウル近郊に建設する約7万世帯の新都市が舞台となった。計画の発表前つまり値上がり前に、土地を買いあさっていたというのだ。