産経抄

4月10日

 公明党は、勘違いしてはいないか。このままでは、高らかに掲げてきた「平和の党」「人権の党」の看板を、遠からず下ろさずばなるまい。台湾や南シナ海、尖閣諸島(沖縄県石垣市)への領土的野心を隠さず、ウイグル人など少数民族への弾圧を強める中国に甘い姿勢はいささか目に余る。

 ▼「一番、毛沢東を礼賛したのは公明党だった」。共産党の志位和夫委員長は1日の記者会見で、数千万人が犠牲になった中国の文化大革命を持ち出し、こう皮肉った。公明党の山口那津男代表は「他党の人の発言にどうこう言わない」と受け流したが、それで通用する状況だろうか。