産経抄

4月23日

 「KY」といっても、「空気読めない」ではない。もともとは、「危険予知」のローマ字式略語である。労働の現場にひそむ危険をいち早く予測して取る対策を指す。

 ▼高度成長期に民間の工場で始まり、中央労働災害防止協会が全国に広げていった。そのかいあってか、労働災害による死亡者数は、昭和36(1961)年の6712人をピークに減り続けている。とはいえ、避けられたはずの死亡事故は今も後を絶たない。