産経抄

5月5日

 先輩記者の千野境子さんから新著が送られてきた。マニラやニューヨークの特派員、論説委員長などを歴任した千野さんには、国際問題についての著書が多い。今回選んだテーマは、なんと北斎である。

 ▼北斎といえば、海外でもっとも名前が知られた日本人といっていい。中国外務省の報道官が、原発の処理水の海洋放出を揶揄(やゆ)する画像に北斎の代表作のパロディー画を選んだのも、知名度の高さを悪用したわけだ。