産経抄

5月25日

 自衛隊による新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が昨日から始まった。東京と大阪、どちらの会場も順調な滑り出しである。ただ、接種の様子を伝えるニュースの映像に違和感を覚えた。

 ▼接種業務を担う医官や看護官は、医師や看護師である前に自衛官である。民間看護師も加わっているとはいえ、なぜ白衣姿だけなのだろう。北海道旭川市や沖縄県宮古島市がコロナ禍によって医療崩壊の危機に陥ったとき、支援のために派遣された看護官は迷彩服姿だった。医官や看護官は、災害被害地での医療など、屋外の活動では迷彩服を着用する。一方で病院での診療は白衣で行っている。以上が防衛省広報の説明だが、合点がいかない。