「スーパー・シティ」の実現目指せ 東洋大学教授・竹中平蔵

正論
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東洋大学教授・竹中平蔵氏

東洋大学教授・竹中平蔵氏

 ≪安倍長期政権のレガシーに≫

 自民党総裁選挙で3選を果たした安倍晋三首相は、最長で2021年までの政権運営が可能になった。この任期を全うできれば、20世紀初頭の桂太郎内閣を超えて近代日本における最長政権となる。

 長期政権には大きなメリットがある。政治が安定することによって、結果的に経済が安定的に発展する。また首相自身に対する海外からの信頼感が増し、外交面でよい成果が生まれる点も大きい。現実に安倍首相は、首脳外交において極めて高い存在感を示している。先進7カ国(G7)のなかでは、ドイツのメルケル政権に次いで長期の政権を担っている。

 一方で長期政権の課題も多い。長期であるが故に、その末期はレームダックに陥るリスクがある。また、政権が将来に残す「遺産」(レガシー)は何か、厳しく問われる。安倍首相の最大の課題は、レガシーを残せるようなスケールの大きな政策を掲げることによって、政権の求心力を高めレームダックを回避することにある。

 このような大きな政策課題として、筆者は人工知能(AI)、ビッグデータなど第4次産業革命の要素を凝縮したような都市空間、いわば「スーパー・シティ」を建設することを提案したい。