防衛力持つ「海洋警備隊」創設を 東海大学教授・山田吉彦

正論
Messenger

尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域を航行する中国海警局の「海警1305=7月31日(海上保安庁提供)

尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域を航行する中国海警局の「海警1305=7月31日(海上保安庁提供)

 ベトナムのフック首相は10月6日、ハノイで日本の記者団に対し「航行の自由や、平和と安定の維持に向け、日本が引き続き役割を担うことを期待する」と発言した。フィリピン、インドネシアなども日本の海洋秩序の構築に対する貢献を求めている。日本は、中国に脅かされているアジア海域の安定のために行動を起こさなければならない。それは、日本のシーレーンを守ることと一体である。

 ≪沿岸上陸作戦を想定する中国≫

 中国の覇権戦略は、中国経済圏の拡大と軍事展開を同時に進めるというものだ。艦艇や武器を充実させ、アジア、アフリカ諸国の港湾を経済的に支配し、海洋拠点を形成して「一帯一路」を進めることで、中華民族の復興を目指している。