統一朝鮮は危険なファンタジー 筑波大学大学院教授・古田博司

正論
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平昌冬季五輪の開会式で、竹島が描かれた「統一旗」を手に歌を歌う北朝鮮応援団の女性たち。竹島に関して韓国側はさまざまなアピールを続けている=今年2月(松永渉平撮影)

平昌冬季五輪の開会式で、竹島が描かれた「統一旗」を手に歌を歌う北朝鮮応援団の女性たち。竹島に関して韓国側はさまざまなアピールを続けている=今年2月(松永渉平撮影)

 前にこの「正論」欄で、「歴史には進歩も必然もない」と言ったのだが、ならば何が進歩するのかと言えば、人間に決まっているではないか。歴史は人間が書くのであり、人間が「歴史神」に書かれるわけではない。

 ただ、人間は一代で死んでしまうから、子々孫々伝えられて進歩していくのである。それが何かと言えば文化である。もっと細かく書くと、「歴史・文法・慣習・常識」などの因果ストーリーである。封建制といえば、織田・豊臣・徳川がすぐ頭に浮かぶとか、日本料理はこうやって盛りつけると美しく見えるとか、なんで偉大な力士の貴乃花が小物の親方たちに処分されるのか非常識だとか、全部因果ストーリーである。