第一次大戦が今の怪物を生んだ 京都大学名誉教授・中西輝政

正論
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7月、フィンランド・ヘルシンキで握手を交わすトランプ米大統領(左)とロシアのプーチン大統領(ロイター)

7月、フィンランド・ヘルシンキで握手を交わすトランプ米大統領(左)とロシアのプーチン大統領(ロイター)

 ≪100年後も多大な影響及ぼす≫

 この11月11日、世界は第一次大戦の終結からちょうど100年を迎えた。この日の午前11時からパリの凱旋(がいせん)門前で開かれた式典には、80人以上の首脳や国際機関のトップが参加し、フランスのマクロン大統領をはじめドイツのメルケル首相、アメリカのトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領などもこぞって顔をそろえた。

 日本ではいまだに「第一次大戦は主としてヨーロッパの戦争であり日本に深い関わりがあった戦争ではない」という誤った歴史認識が定着しているように思われる。