ホワイトハウス前で記者に向けて話すトランプ米大統領=8日(ロイター)
≪存在感増すボルトン補佐官≫
「人事は政策」という。トランプ米政権の外交政策は、大統領の日々のツイートではなく、人事にその特質がよりよく表れる。
まず「外交安保に特化した官房長官」というべきボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が存在感を増してきた。私は数十年来彼の言動に注目し、5、6度対話の機会も得たが、戦略的思考に優れたハードライナーという印象は変わらない。弁護士を経て、米国国際開発庁、司法省、国務省、国連などで行政経験を積んできた。歯にきぬ着せぬ論客だが、単なる評論家タイプではない。
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