いじめを論じて国の不毛を憂う 日本大学教授・先崎彰容

正論
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衆院内閣委員会で自らのスマートフォンを取り出し、サイバーセキュリティについての造詣を説明する桜田義孝五輪担当相=11月22日、国会(春名中撮影)

衆院内閣委員会で自らのスマートフォンを取り出し、サイバーセキュリティについての造詣を説明する桜田義孝五輪担当相=11月22日、国会(春名中撮影)

 ≪「否定」の病に取り憑かれた

 忘れた頃に恐縮だが、今年10月に発足した第4次安倍改造内閣で、五輪相に就任した桜田義孝氏(サイバーセキュリティ担当)について、マスコミが揶揄(やゆ)的な報道をくり返した。2020年東京五輪の基本方針を、立憲民主党の蓮舫議員から質問された際、適切な答弁ができず非難されたことは、まだ納得できる。

 しかし大会予算の言い間違いに始まり、サイバー関係に精通しているとは思えない発言が続発すると、マスコミは彼の言動に注目し始めた。野党が大臣としての資質を追及したのは言うまでもない。