「副」のポストについて考える 元駐米大使・加藤良三

正論
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加藤良三氏(本人提供)

加藤良三氏(本人提供)

 ≪「閑職的」な響きが伴うが…≫

 「副」の肩書にはどことなく「閑職」的な響きがある。アメリカの「副」大統領にしても伝統的にあまり目立たないポストであった。1960年代、筆者が初めてアメリカに行った頃、アメリカ人の友人は副大統領職を「行き止まり」ポスト(dead-end street)と冗談交じりに称していた。

 J・F・ケネディの副大統領はリンドン・ジョンソンという大物であった(ケネディ暗殺の後、大統領となる)。ケネディ政権の初期には地味な存在で、こんなジョークもあったと聞いた。