大規模な「事前」災害対策を急げ 京都大学大学院教授・藤井聡

正論
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京都大学大学院教授の藤井聡氏(撮影・竹川禎一郎)

京都大学大学院教授の藤井聡氏(撮影・竹川禎一郎)

 阪神・淡路大震災から17日で24年目を迎えた。今となっては、この大災害を全く知らない若年層が相当程度に達している現実を考えると、隔世の感を禁じ得ない。しかし、その経済被害は、つい数年前まで明確に“残存”していたことをご存じだろうか。

 ≪震災の後遺症は20年も続いた≫

 神戸市の被災地の経済活動(地域総生産=GRP)は、震災直後に6割弱にまで下落した。その後、徐々に回復して5年後に約8割、10年後に約9割にまで回復した。