正論

日本の歴史を「起承転結」で見る 元文化庁長官・近藤誠一

Messenger

元文化庁長官の近藤誠一氏(伴龍二撮影)

元文化庁長官の近藤誠一氏(伴龍二撮影)

 ≪大きな流れで国造り考える≫

 昨年の明治150年を経て、今年はいよいよ平成に別れを告げ、新しい御代を迎える。

 われわれはいま、単にこの30年間を振り返るだけでなく、現在を日本の歴史の大きな流れの中に位置付け、これからの国造りを考えていく時期に来ていると思う。