正論

対北制裁強化こそ非核化の近道 龍谷大学教授・李相哲

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龍谷大の李相哲教授(三尾郁恵撮影)
龍谷大の李相哲教授(三尾郁恵撮影)

 ≪金氏のペースに乗せられるな≫

 2回目の米朝首脳会談が近づいているが、北朝鮮が非核化に向けて意味のある行動をとろうとする兆候はみられない。

 新年の辞で金正恩朝鮮労働党委員長は米国に「世界の前で行った約束」を履行せよと迫った。「米国の約束」とは、シンガポール会談で交わされた共同声明の中の、新たな米朝関係の確立(第1項目)、平和体制の構築(第2項目)に向けての米国の行動だ。具体的には、関係確立のための制裁緩和措置を、平和構築のための終戦宣言や米韓合同軍事演習の永久中止などを求めたものだ。