正論

スーパー・シティを「橋頭堡」に 東洋大学教授・竹中平蔵

東洋大学教授の竹中平蔵氏(小松洋撮影)
東洋大学教授の竹中平蔵氏(小松洋撮影)

 いま世界では、人工知能(AI)やビッグデータを活用し都市空間全体をマネージするような、最先端の街づくりが進んでいる。4月17日の国家戦略特区諮問会議で、いわゆる「スーパー・シティ」の制度の概要が決定された。これを実行に移すことは、令和時代の日本にとって大きな意義がある。スーパー・シティは、経済・政治の両面で、日本の“橋頭堡(きょうとうほ)(ブリッジヘッド)”となる。

 ≪世界の壮大な競争が始まった≫

 言うまでもなく橋頭堡とは、不利な地理的条件の下で戦闘を有利に運ぶための前線基地を意味する。まず経済的意義を考えよう。