正論

御代替わりにあたり 立憲君主を支える国民の務め

評論家の江崎道朗
評論家の江崎道朗

□評論家・江崎道朗

 令和の時代が始まった。今上陛下の御即位をお祝い申し上げるにあたり、改めて天皇と政府、国民との関係について考えたい。

 ≪皇室の伝統は変わっていない≫

 74年前、米国を中心とした占領軍が日本を占領し、政治、教育、社会、家族制度などを変えられた。憲法も変えられ、第1条で「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と規定された。当時、日本の国柄=国体は変更されたかどうかが議論になった。当時の政府の基本的な見解は、天皇の条文が「統治権の総攬(そうらん)者」から「国民統合の象徴」に変更されたことで政体=政治の仕組みは変更されたが、国民の幸福を祈る皇室の伝統=国体は変わっていないというものであった。