正論

日朝首脳会談焦るべきではない 龍谷大学教授・李相哲

(左から)安倍晋三首相、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長
(左から)安倍晋三首相、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長

 世界食糧計画(WFP)が5月3日、公開した報告書によれば、北朝鮮の食糧事情はここ10年間で最悪の状態に陥り、人口の約40%の1010万人が緊急の食糧支援が必要だ。住民の約44万人、32万人の託児所の子供たち、11万4500人の妊産婦、孤児院で生活する6300人の子供が国際社会の支援がなければ生命の担保すら難しく、159万トンの食糧を確保できなければ170万人以上の住民が餓死する可能性があるという。

 ≪「条件なし」成功するか

 このような状況で日朝首脳会談が可視圏に入った。金正恩委員長もハノイ会談で「いずれは安倍総理と会う」と明言、安倍晋三首相も「条件なしに会う」と応じた。