
≪お手本だった日本の初中教育≫
柴山昌彦文科相は4月17日、中央教育審議会に「新しい時代の初等中等教育の在り方について」諮問した。それを受けて中教審は、令和に入った5月8日に分科会を開き、「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」の設置を了承した。私も多少教育問題をかじる身としていつも思うのは、なぜ日本では教育改革というと、初等中等教育の話ばかりになるのかということである。
ゆとり教育の時もそうであったし、2020(令和2)年度からの大学入試改革も大学に入るまでの勉強や評価を変えていくことが趣旨とされている。ただ、一つ言っておきたいのは、少なくとも1980年代までの日本の初等中等教育の評価は国際的に非常に高かったということだ。
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