正論

尊厳守る在宅緩和ケアの質問う ケアタウン小平クリニック院長・山崎章郎

 5月1日、「平成」から「令和」になった。多くの人々が新しい時代の予感に心躍らせている。そして「平成」での多岐にわたる課題が「令和」の時代に解決できることを願っている。私も、そう願う者の一人だ。だが現実は、そう甘くはない。

 ≪「名ばかり」横行する懸念

 高齢化がさらに進む社会で、在宅緩和ケアが抱える課題もそうである。まず「緩和ケア」とは何かについて改めて確認してみたい。がんの痛みを和らげたとしても、終末期がんの患者さんのケアをしたとしても、それだけでは緩和ケアとはいえない。