正論

時代創る誇りと行動力養う教育 文化功労者、慶応義塾学事顧問・安西祐一郎

安西祐一郎氏(宮川浩和撮影)
安西祐一郎氏(宮川浩和撮影)

  世界潮流の変化の中で、令和の時代を創るには、教育改革が不可欠である。ここでいう教育改革とは、言われたとおり覚えて指示に従う「受け身の教育」から、主体性を持ち誇りと責任をもって行動する力を養う「能動的な学習」への転換である。今のままでいいではないか、と言う人も特に有名大学や受験高校の関係者にみられ、守旧的になりがちな教育界を変えていくのは簡単ではない。しかし希望多き時代にするには、なんとしても転換を実現しなければならない。だからこその改革である。

 ≪「デジタル革命」にどう対応≫

 1980年代から90年代、昭和から平成にかけ、その後の社会を変える大きな変化が少なくとも4つあった。急激な少子高齢化、バブル崩壊、そして国際社会ではソビエト社会主義の崩壊、デジタル革命である。4番目に挙げた「デジタル革命」は目に見えにくい。