正論

改憲勢力を結集し今秋に備えよ 国士舘大学特任教授・日本大学名誉教授・百地章

百地章・日本大学教授
百地章・日本大学教授

 参院選も終盤を迎えたが、新聞各紙やテレビが各党の獲得予想議席数を発表している。

 最大の関心事は改憲勢力が3分の2を維持できるかどうかだ。日経新聞と日本テレビは「3分の2に迫る」「改憲勢力を維持する可能性も」(7月14日)と報じている。しかし産経新聞は「改憲勢力3分の2割れか」(同9日付)、毎日新聞も「3分の2厳しく」(同15日付)と述べており、あとひと踏ん張りが必要だ。

 ≪独断抑え改憲に弾みを≫

 平成28年、安倍晋三内閣の下で戦後初めて衆参両院で改憲勢力が3分の2以上を占めた。

 しかし、立憲民主党の枝野幸男代表の反対のため、国会では改憲論議どころか憲法審査会を開くことさえできない異常事態が続いてきた。憲法審査会で与野党理事の話し合いがついても、枝野代表の「鶴の一声」でストップしてしまう。これは議会制民主主義を否定するものだ。