正論

湾岸有志連合にどう対応するか 拓殖大学総長・森本敏

拓殖大学総長・森本敏氏
拓殖大学総長・森本敏氏

 ≪イランをめぐる緊張関係

 米国とイランの確執はイラン革命後の国交断絶を含め、およそ40年に及ぶ。米国はイランの核開発およびテロ支援を容認せず、イランも米国の中東湾岸への軍事介入や経済制裁に反発してきた。

 それでも、JCPOA(包括的共同作業計画)という合意が2015年7月にEU-3(英・仏・独)とP-3(米・中・露)およびイランの間で成立したのは、イランの核開発を凍結しようとするEUやP-3側と制裁解除を実現して、経済発展を進めようとするイラン側の利益が一致したからである。