正論

「地球儀俯瞰外交」とモンゴル 文化人類学者・静岡大学教授・楊海英

静岡大学の楊海英教授
静岡大学の楊海英教授

 今夏、主要国から熱い視線を注がれている小さな国がある。草原の国、モンゴル国だ。モンゴルが注目されているのは、地政学上に重要であるのと、独特な近代史をつくってきたからである。

 ≪日米両国が足を運ぶ先は≫

 まず、河野太郎外相は6月15日から17日までウランバートルを訪問した。日本の外相による訪問は実に9年ぶりになる。モンゴル滞在中にダムディン・ツォグトバータル外相との間で外相会談を行い、ハルトマー・バトトルガ大統領、オフナー・フレルスフ首相を表敬し、モンゴル日本議員連盟主催昼食会にも出席した。