正論

強靱な対外情報発信態勢確立を 日本財団会長・笹川陽平

日本財団の笹川陽平会長
日本財団の笹川陽平会長

 韓国の徴用工問題に端を発した日韓対立は、韓国政府が日米韓安全保障の要である日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA(ジーソミア))を破棄する事態にまで発展した。出口が見えない現状を前に、越え難い両国の文化の壁を痛感する。

 ≪歪な日韓関係に文化の壁≫

 「言葉多きは品少なし」「多言は一黙にしかず」といった言葉があるように、日本人は「和」を尊び議論を好まない傾向がある。海に囲まれた島国として共通の価値観を持ち、主張しなくても理解し合える平和な環境が育てた文化であろう。