正論

日米「反ファシズム同盟」の時代 福井県立大学教授・島田洋一

6日、イランの首都テヘランで行われた革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官の葬儀に参列する人々(イラン最高指導者事務所提供、AP)
6日、イランの首都テヘランで行われた革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官の葬儀に参列する人々(イラン最高指導者事務所提供、AP)

 国際政治は、先進自由主義陣営と「先進ファシズム」陣営が覇を争う時代に入った。文明と「ハイテク野蛮」の対決と言ってもよい。日米同盟もその観点から整理し直す必要がある。

 ≪中国、イランをめぐって≫

 ファシズムは、「国家主義的な独裁を永遠の統治原理としつつ、資本主義のエネルギーを抑圧体制活性化のために用いる」イデオロギーと定義できる。軍事、国民監視、情報統制などあらゆる面でハイテク化を進める中国共産党政権(以下中共)はまさに「先進ファシズム」の典型である。