正論

新型肺炎と中国影響下のWHO 動物行動学研究家、エッセイスト・竹内久美子

会見するWHOのテドロス事務局長=1月30日、ジュネーブ(Keystone・AP)
会見するWHOのテドロス事務局長=1月30日、ジュネーブ(Keystone・AP)

 私は、京都でも五指に入るくらいの有名観光スポットの近くに住んでいる。この10年あまり、昼間に出かけると、日本語よりも中国語を耳にすることのほうが多い。日頃利用しているスーパーさえも、かの国の観光客がごく普通に買い物をしている。

 ≪一刻を争う事態なのに≫

 そんなわけで今、世界中を震撼(しんかん)させている、新型肺炎のニュースは、まったく人ごとではない。

 1月31日には、少しばかり前進する報がもたらされた。1月28日に新型肺炎を「指定感染症」とする政令が決まったが、この政令は罰則がつくものなので、施行は2月7日とされていた。